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旅客定期便がなくなってしまった空港一覧

日本は土地の割に空港が多く存在しており、その中には過去に旅客定期便が存在したものの現在は設定されていない空港も存在しています。もちろん旅客定期便を使用用途としていない空港も存在するのですが、本当は旅客定期便が欲しくてもだれも運航してくれない空港があるのです。

 

今回はそちらをまとめましたのでご紹介します。

 


礼文空港

日本最北の有人小島の礼文島には空港が存在します。お隣の利尻島の利尻空港には札幌からの定期便が存在するのですが礼文空港には定期便がありません。

かつては「エアー北海道」が稚内線を運行していましたが2003年に廃止。現在、空港機能はほぼ使われておらず、救急患者のヘリコプター拠点などの限られた利用がされています。

灯火類もないので基本的に飛行機の離発着はできませんが小型のセスナ機などが無理くり着陸しようと思えばできなくはない状態で維持されているようです。

 

礼文島へのアクセスは稚内港からのフェリーに限られており、1日2~4本が運行されています。


佐渡空港

佐渡島には多くの住民がいますので一定の航空需要がありそうな感じがします。その「感じ」は航空会社にもあったようで、古くは1940年代のJAS前身である「富士航空」などが新潟線を運航していました。一時期には羽田線も存在していたようです。

 

1981年ごろには1日6便ほど新潟行の運航があったようなのですが2014年の「新日本航空」による運航停止を皮切りに旅客定期便がありません。というのも本州方面へはカーフェリーで2時間、ジェットフォイルで1時間とかなり所要時間が短く、運賃も2500円程度で行けてしまうので、飛行機の優位点が活かしきれない環境にあるのです。

 

 

今後、「トキエア」という航空新規参入を目指している会社が運航する予定となっており、定期便の再開が見込まれます。ただし滑走路が1000m弱と大変短く、就航には課題が山積しています。

 


福井空港

福井空港はANAが就航していた空港です。滑走路が1200mと短く、近くには小松空港があるので、金沢と福井の中間である小松空港をジェット機に対応させ、福井の空港機能を小松に集約した経緯があります。

 

金沢と福井の両方にアクセスが利便な小松空港に集約することで羽田便などの利用客と本数を増やすことで利便性強化を図ったのです。

 

現在は個人所有の小型機や警察・医療のヘリコプターの基地として利用されています。

 


八尾空港

八尾空港は、開港当初よりパイロット養成学校や遊覧飛行の拠点など旅客定期便以外の様々な利用用途で使用されている空港ですが、一部航空会社が定期便を飛ばしていた実績があります。

 

行先は徳島/新居浜/南紀白浜などの近隣エリアで水陸両用機などを利用していました。

滑走路が1500mと一定の距離あるため、もう一回やろうと思えばできそうな気がしますし、なんなら八尾空港は大阪市街から一番近くアクセスも便利なのでやってほしいまであります。

 


広島ヘリポート

1993年に現在の広島空港が出来るまでは、こちらが広島空港と呼ばれていました。現在の広島空港が開港後は広島西飛行場としてしばらくの間定期便が存在しており、J-airが新潟・小松・南紀白浜・鳥取・出雲・関空・松山・大分など拠点空港にしていました。

広島市街地からも近く、広島空港のように山の上ではなく三角州の中の海辺にあります。

 

滑走路が1800mありましたが、新しい道路の敷設などで滑走路が短縮されたり、JALグループの経営悪化があったりと不運が重なり、2012年からはヘリポートとしてのみ運用することとなりました。

 

LCCやFDAなどの小さな需要や潜在需要を掘り起こすことが出来る現在にもこの空港があれば強かったのでしょうが、残念な結果となっています。

 

 


上五島空港 小値賀空港

長崎の五島列島にある空港で、どちらも1980年代に開港して滑走路は800mです。長崎県内離島の交通利便性を高める目的で福江空港とともに開港し、長崎航空(現オリエンタルエアブリッジ)によって長崎、福岡院が運航されていました。

 

現在も運航がある福江空港とは打って変わってフェリーとの競合があるために搭乗率が低迷。2006年に路線が廃止され、ORCもこの空港に対応できる小さな飛行機を持たなくなってしまったのでしばらく再開の見通しはありません。

 

特に上五島は長崎、福岡、佐世保から船が出ており、島内5つの港から10路線も存在する便利な島なのです。

 


諏訪之瀬島飛行場

この空港はあまり存在感がないので省略しようか迷ったのですが… バブル期にヤマハの子会社であるヤマハリゾートがこの島にリゾートホテルを建設した際に一緒に建てた空港です。

 

リゾート施設のアクセスのためだけに空港作っちゃうんですね・・・すご笑

 

ただこのリゾートホテルは5年でつぶれてしまって、その影響で空港への便も廃止されてしまいました。現在は空港としての資格を有さない「場外離着陸場」として機能しています。

 

今年夏をめどにセスナ機運航を再開する予定と報道があり、待合室などの整備が進んでいるので運航再開が近いかもしれません。

近くには同じくヤマハリゾートが作った空港である「薩摩硫黄島空港」があり、こちらには鹿児島からの定期便が発着しているので、同様のものになると思われます。

 

 


伊江島空港

沖縄本島たんこぶの上の目みたいな所にある伊江島にはめっちゃ滑走路があります。多くは米軍のものですが1本だけ民間が利用できるものがあります。それが伊江島空港です。

伊江島空港は旧日本軍が作ったものではなく、1975年の海洋博覧会に際して作られた新しい空港でANAや南西航空(現琉球エアコミューター)が那覇線、奄美大島線を運航していました。

 

博覧会終了後は1年たらずで路線廃止となり、2000年代に入ってちょろっと運航があったりなかったりしたようですが、現在伊江島へは沖縄本島からのフェリーしかありません。

 

このほかにも沖縄の離島には伊是名島、慶良間島、波照間島などに定期便のない空港が存在しています。波照間空港については新規就航のためにターミナルビルを新築したのですが、コロナによよる先延ばしが続いています。

 

 


このほかにも計根別、八戸、防府など近隣空港に集約した飛行場や大分県央空港などもありますがしょぼいので省略します。

いかがでしたでしょうか?またコメントお待ちしております!