ウクライナ侵攻の原因とロシアの思惑 いまさら聞けない!

最近ロシアがウクライナを攻めるかもしれない!というニュースがたびたび流れます。

 

遠く離れた日本では、現在の緊張状態に至るまでの過程を知らない方が多く、急に戦争になるの?なんで?といまさら聞けない雰囲気になってなってしまっていますよね。

 

今回はなんでロシアがウクライナを攻めようとしているのかをお話しします。

恐ロシア~

 

 


ウクライナは旧ソ連領地 ロシアとの関係が深い

まずウクライナという国がどこにあるのか?ということですが、ロシアと接する「東ヨーロッパ」にあります。黒海というでっけえ湖があります。

 

首都は「キエフ」で、8割がウクライナ人で2割がロシア人。言語もウクライナ語とロシア語が広く使われているなど、ロシアとの関係がとても深い国です。

 

それもそのはず、ここは元々ソ連の領土で、ソ連崩壊後にウクライナとして独立したという経緯があります。特にロシアに近い「クリミア半島」と呼ばれるエリアにはロシア人や親ロシアの考えを持つ方が多く居住しているのです。

 

今回のトラブルには、いわゆる「新ロシア派」が一定数存在しているということがカギを握っているのです。

 

 

 

 


8割のヨーロッパ側と2割のロシア側の対立

ウクライナに住む人々の8割は、ヨーロッパと仲良くしたいと考えています。ソ連から独立したし、共和国として仲良くやっていこうとしました。

 

ただし2割ぐらいの人口であある東部やクリミア半島に住むロシア派の方はあんまり善と思っていなかったので、ウクライナという国の中で自治を認め、「クリミア自治共和国」と名付けて自治をさせていました。

 

時は2013年。当時のウクライナ大統領は親ロシア派の方が務めており、考えや施策がロシアとの関係をよくすることばかりだったことに8割の市民が怒り、反政府デモが起こります。

 

その大統領はロシアに亡命。

 

その時、「こんな不安定な国にいてられっかよ!」とクリミア自治共和国は住民投票を実施してウクライナを脱退、ロシア領土として生きていくことを決めます。

 

これに怒ったのが8割のウクライナ人です。

 

ウクライナ政府は、ロシアのクリミア併合を「武力制圧」「違法占拠」と位置づけ、一時戦闘となるまでに不安定化してしまったのでした。

 

 

 

 


ウクライナ政府は西側諸国とどんどん近づく

不安定な状況、そして相手は恐ロシア。軍事力で勝るはずがないウクライナは西側諸国(いわゆる欧米)と近づくことで防衛力を高めようと考えました。

 

北大西洋条約機構(通称:NATO)に加入し、軍事防衛の支援を各国から受けることで軍事力を高めてロシアから守ろうとしたのです。

 

 

これにロシアはさらに不快感を示します。

 

やはり冷戦時代よりロシアと欧米は軍事の世界で仲が悪く、NATOの勢力がロシアの国境にまで迫っている事を良いと考えていないのです。

 

 

このウクライナ問題で、ロシアは「最後の一線」を超えたと発言しており、この一線とは、欧米諸国とロシアの国境が他の国または海などによって挟まれて、直接接していない状態を指します。

 

今まではウクライナはじめ、東ヨーロッパの国々によって行われていたのですが、ウクライナがNATO入りしたことで直接的に東西の軍事力がにらみ合える環境が出来てしまったわけです。

 

 

 

 


ウクライナが戦争をしかける可能性もあるか?

実はロシアが戦争を仕掛けても、あまり得することはありません。

 

ウクライナとしては、ロシアに襲われる~!と被害者ヅラをすれば大きな軍事施設を多くの国が協力してたくさん作ってくれましたので、得をしたことになります。

クリミア自治共和国はロシア領土となり、現ウクライナ政府が抱える領土には政府よりの考えを持つ方のほうが圧倒的に多いのでロシアに敵対心を設ける必要はあまりありません。

 

もちろん領土を奪われたという最大のデメリットがあるため、必ずしも得をしたという訳ではないです。

 

 

そしてロシアとしても、戦争をふっかけたとして欧米諸国からは避難の嵐だし、勝っても得をすることってあまりないんですね。

 

 

アメリカや欧米諸国としては、ウクライナを支援するという名目のもとロシアを弱めることができるのでお得です。

 

 

ということは、このまま緊張状態を放置するか、ウクライナが戦争を仕掛けるかするのが自然の流れということになりそうです。

 

 

 

 

 

 


ロシアの提示している条件

ロシアが提示している条件としては

・NATO勢力を1997年の時に戻す(最後の一線を残し、ウクライナの加入を認めない)

・NATOの武器兵器を撤去する

・ミサイル配備や軍事演習の制限

・2015年の和平交渉の遂行。

 

この4つが挙げられます。

「最後の一線」を復活させ、戦争を回避しようとしているのです。

 

これだけを見れば筋が通っているとは思いますが

 

クリミア半島のロシア占領を忘れてはいけません。

 

北方領土の問題のように、ロシアは自分の領土占領を棚に上げる事をよくしがちです。

そして対話では「和平・和平」と言いながらあんまり遂行しないし何考えてるのかよくわかんない行動をする。

 

ロシアの外交の手口なので、これを真に受けてはいけないというのが西側諸国の考えなのです。